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今をたいせつに

歌舞伎、私のDNAも・・・・・?

2006/07/09
つれづれ日記 3


前々から楽しみにしていた歌舞伎を鑑賞しました。
演目は歌舞伎十八番の一つ“勧進帳”。松本幸四郎の演ずる弁慶は、つややかさがあって、なかなか良かった。正直いって私はあまり幸四郎ファンとはいえず、むしろ弟さんの中村吉右エ門、(だったかなぁ~)の方が男っぽくて好きですが、今回は、彼の息子の市川染五郎との共演ということもあって、すごい熱の入れようが伝わってきました。

義経が見破られないない為に弁慶が打つひと芝居はあまりにも有名な話ですが、それよりも、命を懸けて
義経を守ろうとする弁慶との主従の有り様を端から見て、深く心を揺り動かされる関守の富樫、
この二者の心の動きこそ、この作品のメインテーマとなるところで、何度みても涙が流れます。

アメリカのいわゆる“西部劇”は端正なヒューマニズムが流れて、分かりやすくて好きだけれど、
歌舞伎は、真偽はともかくどちらかというと、人間の心のヒダをつかまえて揺さぶってくる、
日本人のDNAはやはり欧米人のそれとはチョと違うのかなぁ~~~。
歌舞伎を観ると、よく考えさせられるところです。

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ささにしき
Admin: ささにしき

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Comments 3

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yamasukihuuhu

No title

私も日本人のDNAが強いほうですので、いつか鑑賞してみたいと思っています。

2006/07/10 (Mon) 23:04

ささにしき

No title

yamasukihuuhu様、コメントありがとうございます。 彼此10年ほど前、「義経千本桜」の中の“碇知盛”を観てボロボロ感動の涙を流し、それ以来、年に一度の仙台公演は必ず観ています。 当地、伊達家のお家騒動が題材の「伽羅千代萩」も好きな作品です。 是非ご覧になってください。

2006/07/11 (Tue) 21:45

yamasukihuuhu

No title

是非見させていただきます。感動には貪欲でありたいと思ってます一度しかない人生ですから!

2006/07/12 (Wed) 23:35
つれづれ日記