明日は分からない～☆

温泉一泊の同期会に出かけて家人が居ない日、

我が家の時計という時計はすべて止まって・・・

思えば、

退職後は　家人が独りで泊り というのは殆ど無いから

見えない影に刻まれる暮らしが 身についてしまって、

その影に刻まれないと

糸の切れたタコ状態になる自分に気づいて・・・

フワフワした気分に 重し をしようと

晩白柚の皮で何かお茶受けを作り始めたけれど

思い付くままだから　上手くいかず

妹に電話したら　ドライフルーツにしたら？　　と。。。

翌朝、

クルマに お客様 二人を乗せて 家人が帰って来たので、

お抹茶を点て　手作りの巻き柿をお出ししたところで

誰だか分かるかい？　と家人。

ジーッと見つめてから　　　” あっ、〇〇さん？！ ”

和かな眼差しで 頭をタテに振る〇〇さん。

30年ぶりかな？

あの頃は　かなりのイケメンで、

芸能界からお誘いがくるのでは、と思うくらいだったから。

キッチンに聞こえてくる話では

なんでも、頭の手術を 近々 受けるそうで、

その結果次第では　記憶（の どの位か）を失うかも・・、

そう宣告されているらしい。

キッチンにモノを取りに来た家人が　　ボソッと

次は会えるかどうか・・・

帰りがけの〇〇さんの 沈かな笑顔が心に残る。

30年前の精悍なお顔が その上に重なる。

人の明日には何が待っているか分からない。

健康が取り敢えず手元にあるうちは

大事にそれを遣いたい。

　　　　　　　　　　　　　　総重量700ℊの半分を使うことに。

                                                 　　  皮の重量　300ｇ

　　　　　　　　　　　　お湯を3回通して苦みを取った後

　　　　　　　　　　　　グラニュー糖　300ℊを加えて煮る

　　　　　　　　　　　　　水っぽくって甘味も中途半端なので

　　　　　　　　　　　　　　　　　干してみました。